おいしいものが食べたい

冬のスイーツ、たい焼き
そのたい焼きには｢天然物｣というちょっと珍しいものがある。

普通のたい焼きは一度に複数焼ける型を使っている。たい焼きマニアの中にはこれを｢養殖物｣という人もいるらしい。

それとは違い、１つの型で１個のたい焼きを焼くという今ではあまり見かけない方法で焼くたい焼きがある。
これが｢天然物｣だ

１丁焼き、１本焼き、１本釣りとも言われる。

毎年冬になると食べたいと思いながらなかなか食べずにいた。
そして、この冬はじめて食べることができたのだ

お店の名前は｢鯛春｣、菊川にある。
静岡県だとこのお店しか天然物は焼いていないと思う。
(私が知らないだけかもしれないが･･･)

お店は１本釣り天然物たい焼きを買いたいというお客さんで列ができていた。
八王子ナンバーの車もあった
私も雪がちらつく中並んで買った。

１個120円。

生地は外はカリッと、中はモチモチ
たい焼きには珍しくこしあんだった。
そのあんこがすごく甘さを抑えた上品な味で、これなら２～３個ペロッと食べられる。私は２個食べた

おいしかった
ごちそうさまでした


並んでいる時にお店の奥さんと話した。すごく気さくで良い感じの奥さんだ。

鯛春の歴史は古く、もう100年になるらしい。
奥さんのおじいさんが始めたたい焼き屋さんで、おじいさんの名前は春吉さん。(字がこれで良いのかわかりませんが)
みんなに｢たい焼きの春さん｣と呼ばれていたらしい。
そこから｢鯛春｣という店名をお客さんがつけてくれて今に至るようだ。

｢昔はうちみたいなお店が他にもあったんだけどね～。｣
と奥さんは話していた。
焼いているところも写真に撮らせてもらえた
でも、とにかく動きが早い
ブレてしまった

今では珍しい職人技を見て食べて、大満足です
ありがとうございました